精選版 日本国語大辞典 「気塞」の意味・読み・例文・類語
き‐ぶさい【気塞】
〘形動〙 (「気ふさぎ」の意)
① 気にかかるさま。気づまりなさま。
② 疑わしいさま。あやしいさま。
※浄瑠璃・傾城恋飛脚(1773)新口村「役人大勢打ち連立ち、此内がきぶさいなと、どかどかどかと込み入る所へ」
き‐ぶさ・い【気塞】
〘形口〙
① 気にかかるさまである。疑わしい。あやしい。
※浄瑠璃・応神天皇八白旗(1734)四「表の方も残らず捜せ捜せ、庭の木蔭も気ぶさいと」
② 気にさわるさまである。気にくわない。
きぶさ‐げ
〘形動〙
きぶさ‐さ
〘名〙
き‐ふさぎ【気塞】
〘形動〙 気分がすっきりしないさま。心が晴れやかでないさま。
き‐ぶっさ・い【気塞】
〘形口〙 (形容詞「きぶさい」の変化した語) 気がつまって、心がはればれしない。
※雑俳・川柳評万句合‐明和五(1768)義三「すけつねは坊主がへりが気ぶっさい」
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