気乗薄(読み)きのりうす

精選版 日本国語大辞典 「気乗薄」の意味・読み・例文・類語

きのり‐うす【気乗薄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 気が進まないこと。物事をする気のないこと。気がのらないさま。
    1. [初出の実例]「客は合点して、『あいよ』とその言葉通りに実に巧く振込みましたが、心中では気乗薄(キノリウス)であったことも争へませんでした」(出典幻談(1938)〈幸田露伴〉)
  3. 取引所で、人気が引き立たない市況。売買しようという気分が出ないこと。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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