デジタル大辞泉 「気無し」の意味・読み・例文・類語 き‐なし【気無し】 [名・形動]1 気乗りがしないこと。気が入っていないこと。また、そのさま。「鏡に映る自分の髪の形に見入りながら、―に言った」〈秋声・足迹〉2 心に何ももたないこと。無心であること。また、そのさま。「領えりを延ばして、両手を膝に落して、婦人は―に、平気で坐っていた」〈二葉亭・めぐりあひ〉3 思慮がないこと。また、そういう人や、そのさま。「―にかかってご覧らうじませ。私わつしどもは、とんだ目に遭ひませう」〈伎・吾嬬鑑〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例