気無し(読み)キナシ

デジタル大辞泉の解説

き‐なし【気無し】

[名・形動]
気乗りがしないこと。気が入っていないこと。また、そのさま。
「鏡に映る自分の髪の形に見入りながら、―に言った」〈秋声・足迹〉
心に何ももたないこと。無心であること。また、そのさま。
「領(えり)を延ばして、両手を膝に落して、婦人は―に、平気で坐っていた」〈二葉亭・めぐりあひ〉
思慮がないこと。また、そういう人や、そのさま。
「―にかかってご覧(らう)じませ。私(わつし)どもは、とんだ目に遭ひませう」〈伎・吾嬬鑑〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

きなし【気無し】

( 名 ・形動 )
気のりしない・こと(さま)。 「遣る方も無き憂愁うれひから出たこの-/めぐりあひ 四迷
思慮のないさま。また、その人。 「 -にかかつて御覧じませ、私どもはとんだ目に遭ひませう/歌舞伎・吾嬬鑑」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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