気立ち(読み)けだち

精選版 日本国語大辞典 「気立ち」の意味・読み・例文・類語

け‐だち【気立・毛立】

  1. 〘 名詞 〙 湯気が立ちのぼること。また、湯気が立ちのぼっている熱い吸い物。羹(あつもの)
    1. [初出の実例]「あつ物によせて、毛立といへる、けの義、如何」(出典:名語記(1275)二)
    2. 「毛立(ケタチ)したる飯(いい)の、黒く籾(もみ)(まじり)なりけるを堆(うずたかく)盛上て」(出典源平盛衰記(14C前)三三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android