水の垂るよう(読み)みずのたるよう

精選版 日本国語大辞典 「水の垂るよう」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 の 垂(た)るよう

刀剣や具足類などのみずみずしく美しいさまにいう。
小島のくちずさみ(1353)「いろいろの具足共、水のたるやうなる甲のくはがた、さきにきらめきて、夕日にかがやく」
② 人の顔や肌(はだ)などのみずみずしく美しいさまにいう。水のしたたるよう。
狂歌・狂歌乗合船(1730)「水のたる男盛もあり来しをかはる渕瀬や老の涕(みづはな)

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