はだ(読み)ハダ(その他表記)Hada

精選版 日本国語大辞典 「はだ」の意味・読み・例文・類語

はだ

  1. 〘 副詞 〙 程度のはなはだしいさまを表わす語。たいそう。非常に。
    1. [初出の実例]「命あらば逢ふこともあらむわがゆゑに波太(ハダ)な思ひそ命だに経ば」(出典万葉集(8C後)一五・三七四五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「はだ」の意味・わかりやすい解説

ハダ(哈達)
ハダ
Hada

中国,明代のフルン (扈倫) 四部 (海西女直) 所属の一国。開原東南の広順関外のハダに位置したのでハダと称する。広順関で明との貢市 (貿易) をもったため,明朝ではハダを南関と称した。その祖先はウラ国の部長であったが,ワン・ハン (万汗) のときにハダの汗となり,ウラ,エホ (葉赫),建州女直の一部を服属させる強力な国家となった。ワン・ハン没後衰え,万暦 29 (1601) 年にヌルハチ (奴児哈赤)に併合された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android