水中コンクリート(読み)すいちゅうコンクリート

百科事典マイペディア 「水中コンクリート」の意味・わかりやすい解説

水中コンクリート【すいちゅうコンクリート】

水中に直接打設するコンクリート。水の影響材料が分離しやすいため,やむをえないとき以外は利用されない。上端に漏斗状受口をもつ管(トレミー)からコンクリートを水底に落下させ打設していたが,最近はコンクリートポンプによる直接圧送が行われている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の水中コンクリートの言及

【コンクリート】より

…なるべく低い温度の材料を用いて練上りコンクリート温度を低下させるとともに,養生中の水分の蒸発を防ぐなどの注意をする。水中コンクリートunder water concreting水中に打ち込むコンクリート。空気中のコンクリートの打設に比較して不安があり,構造物の大容量基礎以外にはあまり用いられない。…

※「水中コンクリート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android