水中コンクリート(読み)すいちゅうコンクリート

百科事典マイペディア 「水中コンクリート」の意味・わかりやすい解説

水中コンクリート【すいちゅうコンクリート】

水中に直接打設するコンクリート。水の影響材料が分離しやすいため,やむをえないとき以外は利用されない。上端に漏斗状受口をもつ管(トレミー)からコンクリートを水底に落下させ打設していたが,最近はコンクリートポンプによる直接圧送が行われている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の水中コンクリートの言及

【コンクリート】より

…なるべく低い温度の材料を用いて練上りコンクリート温度を低下させるとともに,養生中の水分の蒸発を防ぐなどの注意をする。水中コンクリートunder water concreting水中に打ち込むコンクリート。空気中のコンクリートの打設に比較して不安があり,構造物の大容量基礎以外にはあまり用いられない。…

※「水中コンクリート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む