水向(読み)みずむけ

精選版 日本国語大辞典 「水向」の意味・読み・例文・類語

みず‐むけみづ‥【水向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 霊前に水を手向けること。また、その水。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「晴、月忌、近所野僧遣斎食〈略〉及晩水向等如例」(出典実隆公記‐大永八年(1528)七月一四日)
  3. 水を向けること。相手がある事をしはじめるようにしむけること。また、誘いをかけること。
    1. [初出の実例]「引かるる心の水向(ミヅムケ)も、後家同然のお肌が身の上」(出典:人情本・恩愛二葉草(1834)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む