水平的国際分業(読み)スイヘイテキコクサイブンギョウ(その他表記)horizontal international division of labour

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水平的国際分業」の意味・わかりやすい解説

水平的国際分業
すいへいてきこくさいぶんぎょう
horizontal international division of labour

最終生産物,工業品など高技術・高加工製品相互の貿易をいい,一般に同種の製品が不完全特化のもとに競争的貿易を行なっている状態。同質的な経済構造をもつ先進工業国間の貿易関係はこの分業関係を基礎としており,嗜好の多様化,輸送費逓減,国際間の同質化とともに増大している。対立概念に垂直的国際分業があり,生産段階の前後関係にある製品が貿易され補完性や結びつきが強いが,水平的国際分業は結びつきが弱く,政策的に輸入を減少させやすく景気動向にも左右され,さらに比較優位性も変化しやすい。同一品目がどの程度輸出入されているかを指数化したものを水平分業度指数という。

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