水晶発振子マイクロバランス(読み)スイショウハッシンシマイクロバランス

化学辞典 第2版 の解説

水晶発振子マイクロバランス
スイショウハッシンシマイクロバランス
quartz crystal micro-balance

QCMと略記される.水晶発振子を用いた高感度質量センサーあるいは質量測定法をいう.水晶発振子は水晶振動子と発振器を含む全体をさす.適当な結晶軸にそって切り出した水晶板(振動子)は圧電性を示し,両面に取り付けた電極から電圧を印加すると固有の振動数で振動する.この振動数は水晶板に付着した物質の質量によって変化するため,この現象を利用して付着物質の質量が測定できる.温度によって固有振動数がほとんど変化しないというすぐれた特性をもつATカットの水晶振動子(固有振動数が9 MHz)では,計算上,1 Hz の振動数変化(減少)に対して1 ng の質量が対応する.振動子は大気中だけではなく溶液中でも発振させることができるため,単なる質量センサーとしてだけではなく,振動子表面にさまざまな試薬を修飾することにより,高感度な化学分析用センサーとして利用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む