日本歴史地名大系 「水泉郷」の解説 水泉郷いずみごう 京都府:山城国相楽郡水泉郷「和名抄」高山寺本は「以豆美」と訓じる。史料により出水あるいは単に泉と出る。「万葉集」巻四に「泉の里」、同巻一一に「山代泉」を詠んだ歌がある。郷としては「続日本紀」宝亀元年(七七〇)一二月七日条に「賜左大臣正一位藤原朝臣永手山背国相楽郡出水郷山二百町」とみえるのが初見。郷の所在は木津(きづ)川が西流から北流へと流路を変える地点の南岸一帯に比定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by