水津村(読み)すいづむら

日本歴史地名大系 「水津村」の解説

水津村
すいづむら

[現在地名]両津市水津

東海岸南端の大川おおがわ村と前浜まえはま海岸北端の片野尾かたのお村の中間にある。北境のまつ岬から南の不動ふどう岩まで入江沿いに列村形態をなす。中央部できた(宮川)、南側でみなみ川が海に注ぎ、後背は段丘地。片野尾村椎泊しいどまり村からの移住者により開墾されたという。慶長五年(一六〇〇)検地帳(加賀屋家蔵)では苅上高一千一〇七束、稗二升五合。名請人は中使平次郎ほか六名。元禄七年(一六九四)の検地帳(同蔵)では、田四町九反余・畑六町余で、名請人四七人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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