水酸エレスタド石(読み)すいさんエレスタドせき

最新 地学事典 「水酸エレスタド石」の解説

すいさんエレスタドせき
水酸エレスタド石

hydroxylellestadite

化学組成 Ca5(SiO41.5(SO41.5OHの鉱物燐灰石上族,エレスタド石族の一種。六方晶系,空間群P63/m,格子定数a0.9496nm, c0.6920,単位格子中4分子含む。なお,単斜晶系(六方の擬対称をもつ),空間群P21/m,格子定数a0.9476nm, b0.9508, c0.6919, γ119.53°のデータもある。塊状。ガラス光沢。劈開なし。硬度4.5。比重3.02。明橙,ピンク,淡紫色,条痕白色。一軸性負,屈折率ε1.650, ω1.654。1971年埼玉県秩父鉱山のスカルン中に発見され,原田一雄ほかによりエレスタド石の水酸置換体として命名された。しかし,米国カリフォルニア州Crestmore産のものが早い記載であったことが後に判明して秩父鉱山のものは原産地標本でなくなった。エレスタド石の名称は米国の分析化学者R. B. Ellestadにちなむ。参考文献Harada et al.(1971) Am.Min. Vol.56:1507

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参照項目:燐灰石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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