日本歴史地名大系 「水野太郎左衛門宅跡」の解説 水野太郎左衛門宅跡みずのたろうざえもんたくあと 愛知県:名古屋市東区鍋屋町水野太郎左衛門宅跡[現在地名]東区泉二丁目鍋屋(なべや)町の西部、善光寺(ぜんこうじ)筋の角にあった。初代太郎左衛門は春日井郡鍋屋上野(なべやうえの)村(現千種区・東区)に住居を構え、鋳物職を営んだ。永禄五年(一五六二)織田信長から黒印状によって領国内の鋳物鋳造の利権を賦与され、信重・信雄らの代になっても変わらなかった。二代目太郎左衛門は文禄二年(一五九三)清須(きよす)(現西春日井郡清洲町)へ転住、三代目太郎左衛門は慶長一六年(一六一一)名古屋鍋屋町に居を定めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報