水隠る(読み)ミガクル

デジタル大辞泉 「水隠る」の意味・読み・例文・類語

み‐がく・る【水隠る】

[動ラ下二]水の中に隠れる。水の中にあって見えなくなる。
「―・れてすだく蛙のもろ声に騒ぎぞわたる井手のうき草」〈今鏡・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「水隠る」の意味・読み・例文・類語

み‐がく・る【水隠】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 水中にかくれる。水の中にあって見えなくなる。
    1. [初出の実例]「河の瀬に靡く玉藻のみがくれて人に知られぬ恋もするかな〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋二・五六五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android