氷は水より出でて水より寒し(読み)こおりはみずよりいでてみずよりさむし

精選版 日本国語大辞典 の解説

こおり【氷】 は 水(みず)より出(い)でて水(みず)より寒(さむ)

元のものよりも程度がまさること。弟子が師よりもまさることのたとえ。青は藍(あい)より出でて藍より青し。
謡曲檜垣(1430頃)「それ氷は水より出でて水よりも寒く、青きこと藍より出でて藍より深し、もと憂き身の報ひならば、今の苦しみ去りもせで」 〔荀子勧学

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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