最新 地学事典 「氷上花崗岩類」の解説
ひかみかこうがんるい
氷上花崗岩類
Hikami granites
南部北上山地の氷上山を中心とする8×14kmの花崗岩体と,それに類似した岩質のいくつかの小岩体の総称。おもな岩相は黒雲母角閃石花崗閃緑岩。中心岩体の南西部で壺の沢変成岩類をルーフペンダント状または捕獲岩状に取り込む。小岩体は中心岩体の北方に露出。中心岩体と小岩体はシルル系に覆われる。貫入・変形ステージは,初期のマイロナイト形成の後,マグマの貫入,そしてカタクレーサイトの順に進行。多数の放射年代が報告されてきたが,ジルコンU-Pb年代は,小岩体も含め約450Ma。
執筆者:土谷 信高・蟹澤 聰史
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

