日本歴史地名大系 「氷上山」の解説 氷上山ひかみさん 岩手県:陸前高田市高田村氷上山高田(たかた)町の北端、陸前高田市・大船渡(おおふなと)市の境にある北上高地の残丘。標高八七四・七メートル、通称オヒノカミまたはオヤマ。宝暦一一年(一七六一)の「気仙風土草」には日神(ひかみ)山と書くとあり、「高田駅より坂口まで民居を過ぎ、原野を経て五十町余あり。坂口より山頂まで三十余町あり」とも記す。登山路は高田町・竹駒(たけこま)町から通じている。修験系の霊山で、山頂には「延喜式」神名帳記載の気仙(けせん)郡三座に比定する説もある、氷上神社の東御殿(ひがしのごてん)・中御殿(なかのごてん)・西御殿が祀られている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by