氷舌(読み)ヒョウゼツ(その他表記)glacier tongue

デジタル大辞泉 「氷舌」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ぜつ【氷舌】

氷河海岸線から流れ出して形成された、突出部分広義には山岳氷河などの末端部も含む。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「氷舌」の意味・わかりやすい解説

氷舌
ひょうぜつ
glacier tongue

氷河の周縁部が張出した部分。狭義には海上に突出した部分に限る。南極氷床縁辺には 10km以上も延びる例が少くない。

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世界大百科事典(旧版)内の氷舌の言及

【氷河】より

…このようにして地質時代の気候変動は氷河の拡大・縮小の歴史に記録される。 氷河の変動は,(1)氷河の末端である氷舌glacier tongue端の前進・後退,(2)氷河面積の変動,(3)雪線高度の変化,などを指標として示される。この順に地質・地形学的証拠から氷河の変動を復元するのに困難が多くなるが,逆に気候との対応は良好となる。…

※「氷舌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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