永井禾原(読み)ナガイ カゲン

20世紀日本人名事典 「永井禾原」の解説

永井 禾原
ナガイ カゲン

明治・大正期の漢詩人



生年
嘉永5年8月2日(1852年)

没年
大正2(1913)年1月2日

出生地
尾張国鳴尾(愛知県)

本名
永井 匡温

別名
字=伯良,通称=久一郎,別号=来青

学歴〔年〕
大学南校卒

経歴
尾張藩士永井匡威の長男。明治4年アメリカに留学し、6年帰国して官途について帝国大学書記官、文部大臣官房秘書官や同会計課長などを歴任。30年退官、日本郵船に入社し、上海、横浜の各支店長を務めた。大沼枕山森春濤に詩を学び、漢詩人として知られた。漢詩集「西遊詩」「西遊詩続稿」「来青閣集」などの他、初期のものに「巡欧記実 衛生三大工事」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む