永井雄三郎(読み)ナガイ ユウザブロウ

20世紀日本人名事典 「永井雄三郎」の解説

永井 雄三郎
ナガイ ユウザブロウ

大正・昭和期の応用化学者 東京大学名誉教授;東京都立大学総長。



生年
明治30(1897)年3月16日

没年
昭和54(1979)年5月9日

出生地
栃木県宇都宮市

学歴〔年〕
東京帝大卒

経歴
航空研究所員を経て、昭和6年東京帝国大学教授に就任。この間、国産石油を合成した航空機用ガソリン“永井ガソリン”を発明し、13年国産機日本号で62時間23分の長距離飛行の世界記録を樹立。更に鯨油原料とした飛行機潤滑油を発見した。27年東京都立大学教授、36年総長を務め、この間、東京大学理工学研究所長を兼任した。また日本油済学会会長、航空技術審議会委員、37年石油学会会長を歴任。宇都宮大学工学部の創設にも尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永井雄三郎」の解説

永井雄三郎 ながい-ゆうざぶろう

1897-1979 大正-昭和時代の応用化学者。
明治30年3月16日生まれ。昭和6年母校東京帝大の教授。優秀な航空機用ガソリンを開発した。36年都立大総長,37年石油学会会長。昭和54年5月9日死去。82歳。栃木県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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