永倉 萬治(読み)ナガクラ マンジ

20世紀日本人名事典 「永倉 萬治」の解説

永倉 萬治
ナガクラ マンジ

昭和・平成期の作家



生年
昭和23(1948)年1月27日

没年
平成12(2000)年10月5日

出生地
埼玉県志木市

本名
長倉 恭一(ナガクラ キョウイチ)

学歴〔年〕
立教大学経済学部〔昭和44年〕中退

主な受賞名〔年〕
講談社エッセイ賞(第5回)〔平成1年〕「アニバーサリー・ソング」

経歴
大学在学中に東京キッドブラザーズに参加して、ロックミュージカル「黄金バット」「短距離ランナーの孤独」などに舞台出演の後、編集者としてマドラ出版に勤務。昭和59年から執筆活動に専念する。「ビッグコミック」「サンデー毎日」「オール読物」などに独特のコラムやエッセイ、小説を連載、軽妙しゃ脱な語り口で都会に生きる男女の心模様を描く。平成元年3月高血圧性脳出血で倒れたが、リハビリを経て、2年復帰。著書に「みんなアフリカ」「アニバーサリー・ソング」「陽差しの関係」「ジェーンの朝とキティの夜」「ラスト・ワルツ」「黄金バット」「荒木のおばさん」「四重奏」、エッセイ集「大青春」、短編集「これで おしまい」など。13年脳出血の発作に倒れて以後、執筆活動を手助けしてきた妻の永倉有子の手により遺作「ぼろぼろ三銃士」が完成共著の形で出版された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報