遺作(読み)イサク

デジタル大辞泉 「遺作」の意味・読み・例文・類語

い‐さく〔ヰ‐〕【遺作】

死後に残された未発表作品

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精選版 日本国語大辞典 「遺作」の意味・読み・例文・類語

い‐さくヰ‥【遺作】

  1. 〘 名詞 〙 死後に残された作品。
    1. [初出の実例]「匿名の出版者が、ラディゲの遺作と称する猥褻な詩集を刊行するという事件が」(出典:フランス文壇史(1954‐56)〈河盛好蔵〉早熟の天才)

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デジタル大辞泉プラス 「遺作」の解説

遺作

フランスの美術家マルセル・デュシャンの作品(1946-1966)。原題《Étant donnés : 1° la chute d'eau 2° le gaz d'éclairage》。『古扉』とも呼ばれる。古い扉の覗き穴から、横たわる女性裸体が見える謎めいた大作。約20年に渡って密かに制作され、死後になって公開された。フィラデルフィア美術館所蔵。

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