永倉郷(読み)ながくらごう

日本歴史地名大系 「永倉郷」の解説

永倉郷
ながくらごう

和名抄」諸本にみえる郷名。東急本に「奈加久良」の訓がある。「続日本後紀」承和七年(八四〇)一二月一日条によると、「駿河郡永蔵駅家」が伊豆国田方たがた郡に移されているが、それまでは当郷に置かれていたか。当郷の比定地は、(一)現長泉ながいずみ町の東野ひがしの竹原たけはら本宿ほんじゆくを除く地域から裾野市南端部にかけての地とする説(大日本地名辞書)、(ニ)現長泉町元長窪もとながくぼ・下長窪・上長窪付近とする説(「増訂豆州志稿」など)、(三)現沼津市大岡おおおか付近とする説(長泉町史)などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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