永楽金銀銭(読み)えいらくきんぎんせん

精選版 日本国語大辞典 「永楽金銀銭」の意味・読み・例文・類語

えいらく‐きんぎんせん【永楽金銀銭】

  1. 〘 名詞 〙 中国明朝の永楽年間に鋳造された永楽通宝銭を模して日本で天正年間(一五七三‐九二)に鋳造した金銭および銀銭秀吉家臣へ賞賜用として作らせたものといわれる。鋳物製と打刻製があり、打刻製には裏面に五三桐紋を打ったものがあり、「御紋銭」と呼ばれている。いずれも通用貨ではなく、メダル様のものである。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android