明朝(読み)ミョウチョウ

デジタル大辞泉 「明朝」の意味・読み・例文・類語

みょう‐ちょう〔ミヤウテウ〕【明朝】

明日の朝。明旦みょうたん。みょうあさ
[類語]翌朝よくあさ翌朝よくちょう明くる朝

みん‐ちょう〔‐テウ〕【明朝】

中国朝廷。また、その時代
明朝体」に同じ。

みょう‐あさ〔ミヤウ‐〕【明朝】

あすの朝。みょうちょう。
[類語]翌朝よくあさ翌朝よくちょう明くる朝

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精選版 日本国語大辞典 「明朝」の意味・読み・例文・類語

みん‐ちょう ‥テウ【明朝】

[1] 中国、明(みん)の朝廷。また、その国やその時代。
史記抄(1477)一七「今度明朝に入た人の語らるるは」
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「『日本郵船会社〈略〉倉地三吉』と明朝(ミンテウ)ではっきり書いてある」

みょう‐ちょう ミャウテウ【明朝】

〘名〙 次の日のあさ。あすのあさ。明旦。みょうあさ。
田氏家集(892頃)下・菅家寒食、賦花発満皇州「明朝更満春遊暇、却恨三晨少廃衙」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「明朝(ミャウテウ)迠との佗言」 〔杜甫‐春宿左省詩〕

みょう‐あさ ミャウ‥【明朝】

洒落本遊子方言(1770)「明(ミャウ)あさ、およりなんし」

あくる【明】 朝(あさ)

次の日の朝。翌朝。あくるあした。
※雑俳・柳多留‐一〇(1775)「あくる朝羽織のかえる能きけん」

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普及版 字通 「明朝」の読み・字形・画数・意味

【明朝】みようちよう(みやうてう)

あす朝。唐・高適除夜の作〕詩 燈、獨り眠らず 客心何事ぞ、轉(うた)た凄然 故今夜、千里を思ふ 霜鬢(さうびん)一年

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