デジタル大辞泉 「汚言」の意味・読み・例文・類語 お‐げん〔ヲ‐〕【汚言】 汚物・糞便ふんべんや排泄に関する語や猥褻わいせつな語を頻繁に言う状態。神経症・精神症やチック症の一症状としてみられ、また、小児の発達過程でも一時的に現れる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「汚言」の意味・わかりやすい解説 汚言 (おげん)coprolalia ギリシア語で〈糞便〉を意味するコプロスkoprosに由来し,糞便や排泄機能に関連する汚い言葉を強迫的にくりかえす傾向をいう。チックに随伴して現れる場合がある。他に統合失調症にもみられるし,また強迫観念の内容として出現し,それが口に出される場合もある。しかし4~5歳の子どもにみられるものは,正常の発達過程のものとして考えられている。執筆者:小見山 實 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報