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強迫観念 きょうはくかんねんobsessional idea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

強迫観念
きょうはくかんねん
obsessional idea

無意味と思われ,その不合理性を本人は意識しているが,自己の意志に無関係に絶えずに浮かび,除去しようとしても取り除けない状態をいう。多くは不安感を伴い,自覚的にも病的と感じられる。正常者にもみられるが,それが精神的活動を束縛し,日常生活を妨げる点に異常性がある。観念の内容によって,自分の行動に落ち度がなかったかどうか気になる疑惑癖,物事の疑問を解かないと気がすまない詮索癖,質問癖などがある。

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デジタル大辞泉の解説

きょうはく‐かんねん〔キヤウハククワンネン〕【強迫観念】

考えまいとしても脳裏に浮かび、自分の意志では払いのけることのできない観念。「強迫観念にとらわれる」

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百科事典マイペディアの解説

強迫観念【きょうはくかんねん】

強迫神経症の主症状。ある種の考えが,自分では不合理であると自覚しているのに,自分の意志に反して何回も強い圧迫感をもって絶えず頭に浮かんで日常生活にも支障をきたすほど悩む状態。
→関連項目強迫神経症心気症

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大辞林 第三版の解説

きょうはくかんねん【強迫観念】

馬鹿げているとわかっており、考えまいと思っても頭から払いのけることができない考え。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

強迫観念
きょうはくかんねん

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世界大百科事典内の強迫観念の言及

【汚言】より

チックに随伴して現れる場合がある。他に分裂病にもみられるし,また強迫観念の内容として出現し,それが口に出される場合もある。しかし4~5歳の子どもにみられるものは,正常の発達過程のものとして考えられている。…

【思考】より

…思考制止inhibition of ideasとは思考の流れに抑制がかかってスムーズにいかないこと,思考途絶blocking of thoughtとは思考の流れが突然中断してしまうこと,観念奔逸flight of ideasとは考えが次から次へと飛んでなかなか目的に到達しないこと,思考滅裂incoherence of thoughtとは意識が清明であって思考過程にまとまりが欠け,話の筋が支離滅裂であること,思考散乱incoherent thinkingとは意識障害時の話の支離滅裂状態,保続perseverationとは質問が変わっても前の返事が繰り返されることをいう。 思考内容の障害には,優格観念,強迫観念,妄想がある。優格観念overdetermined ideaとは支配観念ともいい,感情に強く裏づけられた観念で,その人の思考や行動を持続的に支配するもの,強迫観念obsessional ideaとはその不合理性を自覚しながらも特定の観念にとらわれて離れることができぬもの,妄想とはありうべからざることを病的に確信し,周囲からの説得によっても訂正不能なものをいう。…

※「強迫観念」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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