日本歴史地名大系 「江ヶ室」の解説 江ヶ室えがむろ 三重県:亀山市亀山城下江ヶ室[現在地名]亀山市江ヶ室町亀山城の北東にあたる士族屋敷地で、江ヶ室門に接する。石川氏が入城した慶安四年(一六五一)には中屋敷(なかやしき)と合せて士分二九人、板倉氏の寛文九年(一六六九)には江ヶ室に二四人が住み(亀山地方郷土史)、享保一七年(一七三二)の家中屋敷は江ヶ室一四軒、うち一ヵ所に勘定所が置かれ、江ヶ室袋(ふくろ)町に一一軒があった(鈴鹿郡野史)。町の北にある八幡社は、文永元年(一二六四)亀山に城を築いたという関実忠が、椋川(むくがわ)渓谷を隔てた羽若(はわか)村に勧請したもの。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報