崇敬(読み)スウケイ

精選版 日本国語大辞典 「崇敬」の意味・読み・例文・類語

そう‐けい【崇敬・宗敬】

  1. 〘 名詞 〙そうぎょう(崇敬)
    1. [初出の実例]「因不其親亦可宗敬(ソウケイ)〔学而篇〕」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. 「我々姉妹の先輩として崇敬(ソウケイ)する人だらうと今も信じて居りますが」(出典:新粧之佳人(1886)〈須藤南翠一二)

そう‐ぎょう‥ギャウ【崇敬・宗敬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きょう」は「敬」の呉音。「そうきょう」とも ) 心から尊敬すること。すうけいそうけい宗仰
    1. [初出の実例]「多歴年代、絶無構成、捐寺而論、極違崇敬、宜諸国兼并数寺、合成一区、庶幾同力共造、更興頽法」(出典:家伝(760頃)下)
    2. 「もし皇子にても御誕生あるならば、国母の女院のと臣下大臣の崇敬(ソウキャウ)中々詞につくされまじ」(出典:浮世草子・国姓爺明朝太平記(1717)一)

すう‐けい【崇敬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すう」は「崇」の慣用音 ) 神仏や立派な人などをあがめ敬うこと。心から尊敬すること。そうぎょう。そうけい。すうきょう。
    1. [初出の実例]「富饒の人にして、国家の事に勤労し、危難の任に当るものは、甚だ世に崇敬せらるる事なり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)
    2. [その他の文献]〔漢書‐刑法志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「崇敬」の読み・字形・画数・意味

【崇敬】すうけい

うやまう。

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