江州(読み)ゴウシュウ

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精選版 日本国語大辞典 「江州」の意味・読み・例文・類語

ごう‐しゅうガウシウ【江州】

  1. 近江国滋賀県)の別称
    1. [初出の実例]「江州形勢自難裁、関左咽喉此地堆」(出典田氏家集(892頃)上・江州形勢)

こう‐しゅうカウシウ【江州】

  1. 中国、東晉代に予章(よしょう)(江西省南昌県)を中心に置かれた州名。のち治は武昌(湖北省武漢)に、さらに尋陽(じんよう)(江西省九江)に移る。

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世界大百科事典(旧版)内の江州の言及

【近江国】より

…旧国名。江州。現在の滋賀県にあたる。…

【九江】より

…漢代から尋陽県が置かれ,三国時代には呉と魏の境界にあり,呉の水軍の基地であった。南朝により尋陽郡治が置かれて以来,江州,九江郡などと名称は変わっても,江西北部地区の中心で,茶や米の農産物,景徳鎮からの陶器,木材などの集散地として発展した。清末には,1858年(咸豊8)の中英天津条約で,漢口~上海間の要港として開港された。…

※「江州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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