江戸和竿(読み)えどわざお

事典 日本の地域ブランド・名産品 「江戸和竿」の解説

江戸和竿[竹工]
えどわざお

関東地方、東京都の地域ブランド。
台東区葛飾区荒川区などで製作されている。天然の竹を用いてつくられる継ぎ竿江戸時代中期に、江戸でつくられ始めた。江戸時代の後期には、美術工芸と呼べる域にまで達し、今日の江戸和竿が完成した。竹の表皮を生かした漆仕上げや、釣る魚に応じた竿を製作するところに特徴がある。東京都伝統工芸品。1991(平成3)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「江戸和竿」の解説

江戸和竿

東京都台東区、葛飾区などで生産される釣竿。天然竹を原材料とする継ぎ竿で、製造起源は江戸時代中期に遡る。国指定伝統的工芸品。

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