継ぎ竿(読み)ツギザオ

デジタル大辞泉 「継ぎ竿」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐ざお〔‐ざを〕【継ぎ×竿/継ぎ×棹】

幾本かを継ぎ合わせ、1本の竿として用いる釣り竿。→延べ竿
三味線で、さお部分二つまたは三つに分割され、継ぎ合わせて使用するようになっているもの。継ぎ三味線。→延べ棹

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精選版 日本国語大辞典 「継ぎ竿」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐ざお‥ざを【継竿・継棹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 必要に応じて、つなぎ合わせて使用できるようにした竿。⇔一本竿
    1. [初出の実例]「蜘蛛樹梢に風や引ぬらん〈四友〉 たくみて是を作る継竿〈宗因〉」(出典:俳諧・山之端千句(1680)下)
  3. 数本のものを継ぎ合わせ、一本の竿として用いる釣り竿。竹竿の継ぎ方には並継ぎ、印籠継ぎなど各種ある。
    1. [初出の実例]「つぎさほで三味せん堀の小鮒つり」(出典:雑俳・柳多留‐三七(1807))
  4. しまって置くときや持ち歩くときに都合のよいように、三味線の棹の部分を二つ、または三つ切りに離し、継ぎ合わせて使用するようにこしらえてあること。また、その棹や三味線。つぎじゃみせん。
    1. [初出の実例]「はさみ箱より接竿(ツギザホ)の黒檀六筋懸(むすぢかけ)を取り出し」(出典浮世草子好色一代男(1682)四)

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