釣竿(読み)チョウカン(その他表記)fishing rod

翻訳|fishing rod

デジタル大辞泉 「釣竿」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐かん〔テウ‐〕【釣×竿】

つりざお。
「よく見れば―を肩にせし漁夫なりけり」〈蘆花自然と人生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「釣竿」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐かんテウ‥【釣竿】

  1. 〘 名詞 〙 つりざお。
    1. [初出の実例]「一場敗闕無収殺、却倩傍人釣竿」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・山城州東山建仁禅寺語録)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐送孔巣父謝病帰遊江東兼呈李白詩〕

つり‐ざお‥ざを【釣竿】

  1. 〘 名詞 〙 魚を釣るのに用いる竹、または炭素・ガラス繊維製の竿。切り継ぎのない延竿と、必要に応じて継ぎ合わせる継竿とがある。ロッド
    1. [初出の実例]「釣棹懸帷十八領」(出典:兵範記‐仁平二年(1152)一〇月一二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「釣竿」の意味・わかりやすい解説

釣竿
つりざお
fishing rod

釣りに用いる竿。古くは一般に竹が用いられ,欧米などでは,サワグルミ (沢胡桃) ,スネークウッドトネリコなどの木や,さらには金属も用いられた。第2次世界大戦後,グラスファイバが実用化されてからはこれを材料とするグラスロッドが急速に普及し,1971年にはさらに軽量化したカーボンファイバのカーボンロッドが登場した。延べ竿 (1本竿) ,継ぎ竿,振出し竿,さらにはリールからの糸の通し方によって中通し竿,外通し竿などに類別されるが,対象魚の種類や釣りの方法によってもそれぞれ違ったものが用いられるので,その種類はきわめて多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「釣竿」の読み・字形・画数・意味

【釣竿】ちよう(てう)かん

つりざお。唐・杜甫〔孔巣父を送る〕詩 詩卷長く留む、天地 竿拂はんと欲す、珊瑚(さんご)の樹

字通「釣」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android