ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「葛飾区」の意味・わかりやすい解説 葛飾〔区〕かつしか 東京都 23特別区の1つ。 1932年区制。 47年特別区制。地名は葛が繁茂していたことによるといわれる。江戸川と荒川にはさまれた低湿な沖積地。中央を中川が曲流,しばしば氾濫したため,新中川 (放水路) が建設された (1963完成) 。大正期までは一部を除き水田が多い田園地域。その後煉瓦,製紙,プラスチック工業など,特に玩具工場が多数立地するとともに,住宅,商店が川沿いや駅前を中心に進出。昭和 30年代に入り,市街地化が本格化した。工場,住宅,商店が雑然と混在している地域が多い。北部には畑地も残る。金町浄水場,堀切菖蒲園,柴又帝釈天,青砥神社などがある。 JR常磐線,総武線,京成電鉄本線,押上線,金町線,北総鉄道,首都高速中央環状線,国道6号線が通る。面積 34.80km2(境界未定)。人口 45万3093(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by