江戸子は五月の鯉の吹き流し(読み)えどっこはさつきのこいのふきながし

精選版 日本国語大辞典 の解説

えどっこ【江戸子】 は 五月(さつき)の=鯉(こい)の吹(ふ)き流(なが)し[=鯉(こい)で口(くち)ばかり]

江戸っ子は言葉づかいが荒っぽいが、気持はさっぱりしていて物事にこだわらないということ。また、江戸っ子は口先ばかりでほんとうの胆力にとぼしい意にもいう。
※落語・厩焼失(1890)〈初代三遊亭遊三〉「江戸ッ子は皐月(サツキ)の鯉の吹流し、口先ばかり腸(はらわた)はなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android