江柄村(読み)えがらむら

日本歴史地名大系 「江柄村」の解説

江柄村
えがらむら

[現在地名]紫波町江柄

北上川左岸の山間丘陵地に位置し、東西に細長い。南は栃内とちない村・東長岡ひがしながおか村、東は大萱生おおがゆ(現都南村)、西は北上川を隔て東徳田ひがしとくた(現矢巾町)、北は北沢きたざわ村、乙部おとべ(現都南村)。西端を遠野街道が通る。寛永一八年(一六四一)の高一二七石余、石亀彦十郎知行分五七石(「検地高目録写」県立図書館蔵)正保国絵図に村名がみえ、高九〇石余。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入高三〇石余、七ヵ年平均の免一ツ七分四厘七毛。元禄十郡郷帳による〆高は、田方一七一石余・畑方五一石余。「邦内郷村志」では蔵分一七石余・給分二〇五石余と知行地が多く、家数四一、馬六六。享和三年(一八〇三)の仮名付帳では家数三七、うち本村(里江柄)一四、枝村の高江柄たかえがら一一・馬場ばば三・大志田おおしだ九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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