池の心(読み)いけのこころ

精選版 日本国語大辞典 「池の心」の意味・読み・例文・類語

いけ【池】 の 心(こころ)

  1. ( 「池心(ちしん)」の訓読み ) 池の中心の所。または、池の底。
    1. [初出の実例]「池のこころひろくしなしてめでたくつくりののしる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)
  2. 池を人にたとえて、その心。
    1. [初出の実例]「散りぬとも影をやとめぬ藤の花いけのこころのあるかひもなき」(出典:躬恒集(924頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android