池心(読み)ちしん

精選版 日本国語大辞典 「池心」の意味・読み・例文・類語

ち‐しん【池心】

〘名〙 池の中心。池のまんなか。
※和漢朗詠(1018頃)上「苔石面に生ひて軽衣短し 荷(はちす)池心より出でて小蓋疎かなり〈物部安興〉」 〔皎然‐兵後経永安法空寺寄悟禅師詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「池心」の意味・読み・例文・類語

ち‐しん【池心】

池の中心部。池のまんなか。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「池心」の読み・字形・画数・意味

【池心】ちしん

池の中心。前蜀・李〔酒泉子、四〕詞 秋嬋娟(せんけん)たり 皎なる碧沙の外 を照らし竹を(うが)ち、冷沈沈として 池心に印す

字通「池」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android