日本歴史地名大系 「池山新田」の解説 池山新田いけやましんでん 大阪府:大阪市港区池山新田[現在地名]港区波除(なみよけ)六丁目安治川南(あじかわみなみ)四丁目の南にあり、東と南は市岡(いちおか)新田。貞享元年(一六八四)の安治川開削の廃浚土砂を積上げてできた地で、北部には小山があった。この小山は安治川開削者河村瑞賢の名をとり瑞賢(ずいけん)山、あるいは防波の役目を果したことから波除山とも称されていた(西成郡史)。宝暦年間(一七五一―六四)その小山の南西側の地を九条(くじよう)村(現西区)の池山新兵衛が開発して新田としたのが当地で、検地は宝暦八年と明和元年(一七六四)に行われ、面積は五町四反余で高三八石余(同書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by