市岡新田
いちおかしんでん
[現在地名]港区波除一―五丁目・市岡元町一―三丁目・南市岡一―三丁目・石田一丁目・弁天一―五丁目・磯路一―三丁目・市岡一―四丁目
安治川南四丁目の南に位置する西成郡最大の新田。東は九条村(現西区)。もとは淀川河口に形成された砂洲で九条島浦と称されていた。元禄一一年(一六九八)伊勢国桑名(現三重県桑名市)の市岡与左衛門が地代金五千九五〇両で幕府の許可を得、一一六町三畝二〇歩の田地を開発した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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