池泉舟遊式庭園(読み)ちせんしゅうゆうしきていえん(その他表記)Boating garden

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「池泉舟遊式庭園」の意味・わかりやすい解説

池泉舟遊式庭園
ちせんしゅうゆうしきていえん
Boating garden

園路を徒歩でめぐるかわりに,池中を舟で回遊しながら移り変る景色を楽しむ庭園形式。平安時代には天皇行幸に際して,公家の寝殿南庭の前池に唐風の美麗な舟を浮べて船楽 (ふながく) と呼ばれる池上奏楽をするしきたりがあって,水上左右に動く移動音を得るために,中島との間に朱塗りの支橋や平橋をかけることが流行した。時代が下ると舟遊びの儀式的意味は薄れる反面,納涼と遊戯の目的を兼ね,しかも舟を漕ぎ回るのに適する広い池を造るようになり,船遊びに都合のよいよう細部意匠にも工夫が施されていく。切り石敷きの船着場をはじめ,御舟屋や夜間の足元用心を考慮した低い石灯籠などがそれである。

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