池田彌三郎(読み)イケダ ヤサブロウ

20世紀日本人名事典 「池田彌三郎」の解説

池田 彌三郎
イケダ ヤサブロウ

昭和期の国文学者,民俗学者 慶応義塾大学名誉教授;洗足学園魚津短期大学教授。



生年
大正13(1924)年12月21日

没年
昭和57(1982)年7月5日

出生地
東京・築地

学歴〔年〕
慶応義塾大学国文学科卒

学位〔年〕
文学博士

主な受賞名〔年〕
芸術選奨文部大臣賞〔昭和55年〕「池田彌三郎著作集」(全10巻)

経歴
東京・銀座のてんぷら屋「天金」の生まれ。折口信夫に師事し、師の没後、「折口信夫全集」の編集に精力をそそいだ。昭和36年慶応義塾大学教授となったが、その庶民的な感覚と博識を買われてテレビやラジオで活躍、タレント教授のはしりとされた。また軽妙洒脱な江戸っ子教授として知られ、4期8年間も務めた国語審議会の委員をはじめ、一時期は関係する団体役員が30を超えた。55年には慶応義塾大学を退職し、洗足学園魚津短期大学の国文専攻主任教授を務めた。著書は「文学と民俗学」「日本芸能伝承論」「銀座十二章」など数多い。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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