普及版 字通 「汨」の読み・字形・画数・意味
汨
7画
[字訓] しずむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は日(じつ)。声が合わないので、漢の金日(きんじつてい)の日を密(みつ)の音でよむことがあり、その例と同じとする説がある。〔説文〕十一上は「長沙の汨羅(べきら)淵なり。~水に從ひ、冥(べき)の省聲」とする。汨羅は楚の屈原が身を投じたところで、〔説文〕に「屈原の水に沈みし」という。似た字形に(こつ)があり、開・急のように用いる。
[訓義]
1. しずむ。
2. 汨羅、川の名。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕汨 水なり、長沙に出づ。タチマチ・ウゴカス
[熟語]
汨羅▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報