沈み込み境界(読み)しずみこみきょうかい

最新 地学事典 「沈み込み境界」の解説

しずみこみきょうかい
沈み込み境界

subduction interface

沈み込む海洋プレートと,島弧や陸弧地殻およびウエッジマントルからなる上盤との境界。境界直下の,海洋プレートの最上部を構成する堆積物や玄武岩では脱水分解反応が生じ,生成された流体上方に運ばれ,上盤マントルは蛇紋岩化する。また流体移動により生じた元素移動は,交代作用を引き起こす。沈み込み境界に沿う地温は,上盤が低温で脆弱な蛇紋岩で沈み込む海洋プレートと力学的に結合していない部分から,その下方のウエッジマントルのかんらん岩と力学的に結合してコーナー流によって高温のマントルがもたらされる部分にかけて一気に増加すると考えられている。このような沈み込み境界の温度構造は,近年,沈み込みチャネルを通って地表近くに上昇して来た高圧変成岩の圧力温度履歴により推定されている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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