沈殿膜(読み)チンデンマク

化学辞典 第2版 「沈殿膜」の解説

沈殿膜
チンデンマク
precipitation membrane

多孔性固体壁の内部で2種類の化合物を反応させ,生じた沈殿を利用した人工的半透膜.半透性は生体膜よりすぐれ,浸透圧による大きな圧力差にも耐える機械的強度をもつ.M. Traube(1864年)が見いだし,W. Pfeffer(1877年)により浸透圧の研究に広く用いられたのはヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸銅(フェロシアン化銅)Cu2[Fe(CN)6]の沈殿膜である.これは多孔性の素焼の円筒容器の器壁内に,硫酸銅溶液をしみ込ませたものを,ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム溶液に浸すなどの方法でつくられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む