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硫酸銅 りゅうさんどう copper sulfate

翻訳|copper sulfate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫酸銅
りゅうさんどう
copper sulfate

(1) 硫酸銅 (I)  化学式 Cu2SO4 。無色あるいは灰色の粉末。(2) 硫酸銅 (II)  化学式 CuSO4 。普通5水塩で存在することが多く,天然では胆礬 (たんばん) として産出する。高純度のものは酸化銅を希硫酸に溶かし蒸発して結晶を得て,再結晶法で精製する。

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デジタル大辞泉の解説

りゅうさん‐どう〔リウサン‐〕【硫酸銅】

銅の硫酸塩
硫酸銅(Ⅱ)。無水和物は白色の粉末。水を吸収して五水和物になりやすい。五水和物は青色の結晶で、胆礬(たんばん)ともいい、酸化銅希硫酸に溶かして作る。ボルドー液青色顔料・防腐剤など用途が広い。化学式CuSO4
硫酸銅(Ⅰ)。白色の粉末。分解して硫酸銅(Ⅱ)になりやすい。化学式Cu2SO4

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百科事典マイペディアの解説

硫酸銅【りゅうさんどう】

(1)硫酸銅(I)Cu2SO4 無色の粉末。水を加えると直ちに分解する。(2)硫酸銅(II)CuSO4・5H2O 比重2.286。青色結晶。
→関連項目ボルドー液

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世界大百科事典 第2版の解説

りゅうさんどう【硫酸銅 copper sulfate】

銅の硫酸塩で,銅の酸化数IとIIの化合物がある
[硫酸銅(I)]
 化学式Cu2SO4。酸化銅(I)と硫酸ジメチルとの反応で合成される。無色の結晶性固体。水と作用すると直ちに加水分解して,銅,硫酸銅(II),酸化銅(II)を生ずる。したがって水溶液中でこれを合成することはできない。
[硫酸銅(II)]
 化学式CuSO4。無水硫酸銅ともいう。白色固体,比重3.64。5水和物CuSO4・5H2Oを190℃に加熱すると得られる。

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大辞林 第三版の解説

りゅうさんどう【硫酸銅】

普通、硫酸銅(Ⅱ)をさす。化学式 CuSO4 銅を熱濃硫酸に溶かした溶液を濃縮すると青色の五水和物を得る。天然には胆礬たんばんとして産する。無水物は白色の粉末。吸湿性があり、水を吸収すると青色に戻る。青色顔料の原料、鍍金めつき液・ボルドー液(農薬の駆虫剤)などに用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫酸銅
りゅうさんどう
copper sulfate

銅の硫酸塩で、一価および二価銅の化合物が知られている。
(1)硫酸銅() 無色あるいは灰色の粉末。化学式Cu2SO4、式量223.15。銅を200℃に加熱した濃硫酸に溶かし、これをメタノール(メチルアルコール)中に滴下して沈殿させる。あるいはエーテル中で酸化銅()と硫酸ジメチルの当量を反応させる。乾燥空気中では安定であるが、湿った空気中では徐々に、水を加えればただちに分解する。
(2)硫酸銅() 無水和物CuSO4と五水和物がある。無水和物はハイドロカイアナイトとして、五水和物は胆礬(たんぱん)として天然にも産する。無水和物は無色の粉末。式量159.6。メタノールにはわずかに溶けるが、エタノール(エチルアルコール)には溶けない。水を吸収して五水和物になりやすいため、有機化合物の乾燥剤ないしは脱水剤として用いられる。
 五水和物は、銅に希硫酸と空気を作用させるか、酸化銅()CuOを希硫酸に溶かし、濃縮して結晶化させる。工業的には黄銅鉱に空気を通じて熱し、生じた硫酸銅()を水で抽出するか、銅精錬の電解廃液を利用するなどして得られている。青色の結晶。乾燥空気中では徐々に風解する。熱すると45℃で三水和物CuSO43H2Oに、110℃で一水和物CuSO4H2Oに、250℃で無水和物となる。水によく溶け、グリセリン、メタノールなどにも溶ける。水酸化ナトリウム水溶液を加えて熱すると黒色の酸化銅()を沈殿する。アンモニア水では初め塩基性硫酸銅の青緑色沈殿を生じるが、過剰のアンモニアで、濃青色のアンミン錯塩を生ずる。
  CuSO4Cu(OH)2+8NH3
  ―→[Cu(NH3)4]SO4+[Cu(NH3)4](OH)2
 電解液となるほか、他の銅塩の原料、顔料、ボルドー液の原料、媒染剤、分析試薬など各種の用途がある。[中原勝儼]

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