日本歴史地名大系 「沓谷村」の解説 沓谷村くつのやむら 静岡県:静岡市旧安倍郡地区沓谷村[現在地名]静岡市沓谷一―六丁目・沓谷・上沓谷町(かみくつのやちよう)・長沼(ながぬま)二丁目・古庄(ふるしよう)三―四丁目・東千代田(ひがしちよだ)一丁目・巴町(ともえちよう)・銭座町(ぜんざまち)有渡(うど)郡に所属(元禄郷帳など)。上足洗(かみあしあらい)村・下足洗村の南に位置し、南に愛宕(あたご)山・谷津(やつ)山がある。中世は沓屋(くつのや)郷と称されていた。寛永九年(一六三二)幕府領、元禄一〇年(一六九七)以前に旗本曾我領となり幕末に至る(「寛政重修諸家譜」など)。元禄郷帳では高七九二石余。旧高旧領取調帳では曾我領七七二石余、ほかに長源(ちようげん)院(現曹洞宗)領二〇石・蓮永(れんえい)寺(現日蓮宗)領一五石余と愛宕社・須賀(すが)社(現須賀神社)、善長院(現廃寺)・龍雲(りゆううん)寺(現曹洞宗)などの除地計一九石余がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報