沖つ潮(読み)おきつしお

精選版 日本国語大辞典 「沖つ潮」の意味・読み・例文・類語

おきつ【沖つ】 潮(しお)

  1. ( 沖を流れる潮、沖の潮の意 )
  2. 沖を流れる潮が高いというところから「高し」と同音地名「たかし」にかかる。
    1. [初出の実例]「おきつしほたかしの海の夕霞いつか浜名のはしもみゆ覧」(出典:按納言集(1186‐87頃))
  3. 沖の潮がさしてくるというところから「差す」の連用形「差し」と同音の地名「さしでの磯」にかかる。
    1. [初出の実例]「おきつしほさしでの磯の浜千鳥風さむからし夜半に友よぶ」(出典:按納言集(1186‐87頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android