沖つ潮(読み)おきつしお

精選版 日本国語大辞典 「沖つ潮」の意味・読み・例文・類語

おきつ【沖つ】 潮(しお)

  1. ( 沖を流れる潮、沖の潮の意 )
  2. 沖を流れる潮が高いというところから「高し」と同音地名「たかし」にかかる。
    1. [初出の実例]「おきつしほたかしの海の夕霞いつか浜名のはしもみゆ覧」(出典:按納言集(1186‐87頃))
  3. 沖の潮がさしてくるというところから「差す」の連用形「差し」と同音の地名「さしでの磯」にかかる。
    1. [初出の実例]「おきつしほさしでの磯の浜千鳥風さむからし夜半に友よぶ」(出典:按納言集(1186‐87頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android