沙陀調(読み)サダチョウ

デジタル大辞泉 「沙陀調」の意味・読み・例文・類語

さだ‐ちょう〔‐テウ〕【沙×陀調】

雅楽調子の一。壱越いちこつ主音とするりょ調で、のちに壱越調編入

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「沙陀調」の意味・読み・例文・類語

さだ‐ちょう ‥テウ【沙陀調】

〘名〙 雅楽の調子の一つ壱越(いちこつ)を主音としている。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の沙陀調の言及

【調子】より

…六調子は五行説と結びついて,四季に配されたり,葬儀には盤渉調の曲を用いるなどのこともある。 以上のほかに,枝調子(えだちようし)という概念があり,黄鐘調で箏を呂に調弦するものを水調(すいちよう)といったり,壱越調の中の特定の曲を沙陀調(さだちよう)とするなどがそれである。 高麗楽には三調子と総称する高麗壱越調,高麗平調,高麗双調がある。…

※「沙陀調」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android